
安定性重視のコーヒーの入れ方です。
コーヒープレスの再現性の高さ(安定感)と、
ペーパーで”こす”ことによる、舌触りの良さ・後始末の容易さを
兼ね備えた方法として、考え出した方法です。
【2杯分=コーヒー16g、出来上がり240cc】
計量(かなり大事)・器具の準備
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豆の量を
きちんと測ります。16g。 うちで使っているデジタルはかりは ヤカンなどでお湯を沸かしておきましょう。 |
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測った豆をミルで挽き、メジャーカップに入れます (280cc以上入るもの) 豆の入ったメジャーカップをデジタルはかりに載せて、リセットボタン。表示を0にします。 ここにお湯を注いでいけば、 |
お湯を注ぐ
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出来上がり240ccにするために、280ccのお湯を注ぎます。 だいたい40ccくらいは、豆が吸収して抽出されません。 ある程度慎重に、注ぎましょう。 数グラム程度なら問題なし。 お湯を注いだあと、スプーンで軽く混ぜてから |
ペーパーでこす
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私が愛用しているのは、 コーノ製のドリッパーとペーパーです。 ハリオも同じような形のものを出しています。 差は分かりません。今後比較してみたいと思っています。 サーバーにはこだわりが全く無く、これはカリタ製です。 |
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セットしたペーパーに、 コーヒーを浸した液を注いでいきます。 画像では素手で持っていますが、 ミトンや、ふきんを使ってください。 私は、慣れているので、素手でやってしまいました。 最初から、取っての付いたメジャーやサーバーを使えば、 |
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右側のサーバーに入っているのが、 抽出したコーヒーです。 ペーパーの縁に、 現状では、私はペーパーでこしたほうが好きです。 |
後始末
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コーヒープレスも、 入れ終わった豆殻の始末が、意外と面倒です。 三角コーナーにバサッとあけたいところですが、 この浸してペーパでこす方法の場合には、 コーヒーとお湯を混ぜたメジャーカップに残った豆殻を |
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使い終わったドリッパーを片手で持ち、 そこへ、メジャーカップに入っている豆殻入りの水を ジャッと注ぎます。 ほぼきれいになったメジャーカップを、 すこし時間がかかりますが、 メジャーカップをまだすすぎたい場合は、 |
出来上がり
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ちょっとおしゃれに、 いつもはあまり使わない透明のカップにしてみました。 白いカップの方が、液色はよく見えるかもしれません。
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まとめ
この入れ方、だれがやっても失敗が少ないです。
いつも同じように入れたいという人には、オススメです。
豆の良し悪しを確認するという目的のためにも、有効です。
私にとってかなり満足度の高い入れ方です。
(留意点)
豆の持っているものを出し尽くすという感じですから、
いわゆる雑味といわれるものも、カップに入っています。
(プレスよりは少ないと思いますが)
お湯に浸しておくことの功罪の、罪の部分だと思います。
コーヒーの複雑性よりも、まろやかさを追及したい人には向かないと思います。
また、質や状態がよくない豆にも向かないと思います。
コーヒーを入れるといえば、多くの人がハンドドリップを思い浮かべると思います。
ペーパーでこす、ハンドドリップは
道具も少なくていいし、入れ終わった後の豆殻の始末も簡単です。
しかし、お湯の注ぎ方(スピードと注ぐ場所)は、個人差が大きく、
お湯の注ぎ方によって、コーヒーの出来が、ある程度左右されます。
(おいしくない豆を使いながら、入れ方でおいしいカップすることは出来ません。
このへんを錯覚している人が多いと思います。気をつけましょう。)
お湯の注ぎ方を一定にするには、上手な人にアドバイスをもらった後
練習あるのみです。
スポーツと同じ。(練習しないで、「上手くできない」という人も多いですね。)
今回ご紹介したのは、豆に一定量のお湯をドバドバと注ぎ、時間を置いてから、
紙でこす、というやり方です。
注ぎ方に差は出ません。
きちんと量や重さ、時間を計るということがポイントです。